幸福論で死ね

幸せは

絶対的でも

相対的でも

ない

もの

 

僕が

勝手に

捏造する

もの

 

くるくる

ころころ

変わっていく状況の

風か波か

なんかの中で

 

コンスタントに

幸せを

捏造

し続ける

技術

ノウハウ

経験を活かして

ビジネスモデル

野生の本能

 

どんな状況でも

幸せになるには

最悪の

最悪にそなえて

最後の手段が

あると

思える方がいいという

パターン

 

ただれて

激痛で

うめき続けている時なら

絶頂感で逝ってしまえる

薬的なものを

 

裏切

嫉妬

落とし入れられて

さげすまれて

侮辱されて

うとまれて

内蔵が鉛で

ぎゅうぎゅうずめに

なっていたら

泥酔して

天国のお花畑で

天使といっょに

ふわふわ浮かんで

へらへら

にたにた

くらくら

しながら

 

遊んでいるのか

なにしているのか

 

幸せ期間にはいった時は

はっさんしないで

はっちゃけないで

ちょっとずつ味わいつつ

残りは

加工食品にして

貯蔵貯金しておく

 

乾物

漬け物

薫製

冷凍

缶詰

真空

発酵

なんまいだ

まいまいだ

 

思い出して

ちょっと美化して

にやにやして

 

微分を使って

繊細に

コントロール

 

積分を使って

幸産運用

 

運が悪けりゃ死ぬだけさ

ほくそえみながら

お金と、手間

悪い習慣を止めたければ、その行為に至るまでの手間を増やす。

グーグルクロームとダゾーンのアイコンは、トップ画面から外して、3面目に移す。

むしろダゾーンは解約する。

おやつの甘いパンは、カバンの奥の方に。むしろカバンに入れない。

クレジットカードは財布に入れないで、家の引き出しへ。

現金も余分なものは通帳へ。

 

 

 

 

 

旅、神様の代理として

ケンイチウジ

さらばでござる

せっしゃは、旅に出るでござる

どこまでも軽やかに

この足を使って

涙がでるような風景を

おしげもなく

高速で向こうへ

吹き飛ばしながら

灼熱と極寒と

光と闇と

眠くなるような幸福と

冷たい感動のような恐怖と

熱湯のような快楽と

生物の痕跡だけをたどって

カゲのように

原子の構成物のふりをして

進化論と黄金比と数列を司る

神様の代理として

螺旋を悪用して

太陽を吹きけそうとしていると

何かの誕生を

お祝いするついでに

白亜紀の音源が

光の加減でかすかに

聴こえてくる

 

泣きそうになるくらい、原型、宇宙

こころの中に

宇宙を感じる

この感覚が、おそらく原型なのだろう

あらゆる物理学

あらゆる哲学

あらゆる宗教

あらゆる物語

まだ大気圏から出たばかりのところを

ちょろちょろしているだけだ

もっと遠くに

もっと奥に

もっと深く

もっと奥に

いってみたい

戻れなくなるくらいに

恐くなって泣きそうになるくらいに

 

ザツな天使のオツゲ

ザツな天使が
わたしの耳のすぐ近くで
爆音で
ささやき続けてる

はやくちで
爆音で
ささやき続けてる

からだが
つめたくなって
すきとおっていく

原子になって
空気と
同じになって

音とわたしが
とてもよくまじって
ただようから

どこにでも行けて

宇宙のすべてに
みちて
みちてく

わたしの耳のすぐ近くで
宇宙のすみずみまで
爆音で
はやくちで
ささやき続ける

きっと何かの
オツゲ

とても大事な
オツゲ

こばんザメ

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 赤ぼうしクラスの後のプールには、いつもこばんザメがいます。
 1コースの下のあなから入ってきて、1時間プールですごして、3時半になると、またあなから出ていくのです。
 あなから出はいりしているところは、まだ見たことがありませんが、たぶんそうだと思います。
 他に考えられません。

 わたしの他に、こばんザメに気づいている人はいないと思います。
 言っても信じてもらえそうにありませんし、へんな人だと思われるのもいやなので、まだだれにも話していません。
 わたしだけのひみつです。

 こばんザメは、一番速く泳いでいる人のおなかにくっつきます。
 こばんザメがすべてそうなのか、このこばんザメだけがそうなのかは分かりません。
 背泳ぎの人が一番速い時は、もちろん背中にくっつくことになるのだと思います。
 背泳ぎの人の背中にくっついているのは、まだ見たことがありません。

 こばんザメにくっつかれると、ヒヤっとして、こそぶったいです。
 でも、しばらくすると、だんだん気にならなくなってきて、ちょっとあたたかくなります。
 そして、体がかるくなって、手も足もくるくる回って、いつもよりスピードが出ます。

 わたしはこれまでに、3回しか、こばんザメにくっついてもらったことがありません。
 土曜日の午後は、大人の泳ぎのうまい人が多いからです。
 中でも1人、とんでもないスピードで、しかも1時間以上ずっと泳ぐ人がいて…、その人がいる日は、いつもはじめから、あきらめています。
 ヒゲをはやした、おなかの大きなオジさんで、なんでこんなおなかで速く泳げるのかと、いつもふしぎに思います。
 オジさんのおなかは丸いので、こばんザメはくっつきにくそうです。
 たまに、ポロっとはがれて、あわてておいついて、またくっついたりしています。

 このまえ黒ぼうしになって、曜日がかわったので、もう1ヶ月くらい、こばんザメにあっていません。

 また、こばんザメといっしょに泳ぎたいな。