イソジン事変

            【僕】

喉が痛いので見てほしいのですが。

【白衣】 どのように痛いですか?

【僕】 喉の背中側の壁です。 ロッククライマーが登るような オーストラリアの崖になってしまってます。 そこに唾が流れる時 崖からたくさんの触手が伸びてきて その感度のよい痛み感知センサーで 痛みの粒子をせっせと 拾い集めているのです。 かなり難易度の高い新体操を 触手の上で踊っているのが 風邪の精プッチモンド君です。 彼は白いレオタードを着て 真の踊りとは何か? ということを考える、しがない、 はぐれものに成り下がってしまいました。 ところで、彼らにとって、イソジンとは 悪なのでしょうか? もしイソジンが戦争に負けたら イソジンは大量虐殺者なんでしょうか? とはいえ、僕は今朝 イソジンをするべきでした。 それだけは確かです。