僕は目が覚めて明かりをつけた。

            僕は目が覚めて明かりをつけた。

彼女が眠っている。 熟睡している。 うつぶせで、顔がこっちに向いている。 まぬけな顔だ…… 夜中の蛍光灯の明かりは 異常に明るく感じる。 そして部屋の中は、しーんとしている。 この人、誰だ? どんなふうに産まれたのだろう。 中学生の時には どんな友達がいたのだろうか。 親や弟をまだ見たことがない。 この人の親や弟って 本当にいるんだろうか? いっしょにいることが 不思議な、神秘的なことのように思えてきた。 僕は、その感じを面白がりながら しばらくの間 じっと、そうしていた。 この人、誰だ? 僕は彼女のパジャマのズボンを 下ろしてみた。 そして下着もおろした。 すると、顔と尻だけが丸出しになった。 彼女は口を開けている。 とてもまぬけなかっこうだ。 僕は、部屋と彼女をその状態にしたまま カギをかけずに外に出た。 彼女は誰だ? 誰もいない道路を、僕は ニヤニヤしながら歩いていた。 コンビニへ向かって……