たいくつな日々が伏線になって (詩)

            「たいくつな日々が伏線になって、最後に美しい結末が訪れる物語に憧れます。

でも、たいくつなのは、1日だって、1時間だって、1行だって我慢できないのです。 ぜいたくな悩みだと言われそうですが、どうしても、世界中の名言を集めたように、世界コピーライター年鑑のように、全球が決め球のピチャーのようになってしまうのです。 そして、すべて三球三振が当り前になって、それさえも、たいくつになってしまって... きっとお客さんだって、そのうちたいくつしだすと思います。 もう何もする気が起きなくなってきました。」 と患者さんは言った。

「自分でハンデを加えてはどうでしょう? 決め球は一人に対して1球までにするとか、150キロ以上の速球は1試合に20球までとか、フォークボールは10球までとか...。 ルールはいつでも変更してかまいません。 速球は1試合10球でも行けそうとか、80キロ以下のスローボールを5球投げないといけないとか。 ただし、誰にも言ってはなりません。 自分だけが知っていて、勝手に守るルールです。 でないと意味がありません。」 と別の患者さんは言った。