エッセイ・小論(専門度:小)

なんでもない1日

なんでもないと言えば、なんでもない1日だった。 仕事をして、家族と出かけて、子供と過ごして、本を読んだりした。そして最後に、夜にお酒を少し飲んだ。 なんでもない1日だが、それでも、大きな変わり目の1日であったような気もする。

私も、「不死と至福と神性」をもくろむ人類の一員

人類は、「飢餓と疫病と戦争」の問題を解決しつつあると、ハラリは言っている。そして、人類の次のターゲットは、「不死と至福と神性」だと予言する。 もし私たちが自分の体から死と苦痛を首尾よく追い出す力を得ることがあったなら、その力を使えばおそらく…

向上心の幸福論

何か目標があって、それに向かって努力していくのは、いっけん良いように思えるが、ある程度歳をとってくると、必ずしも良いとは言えないと思うようになった。 目標に向かっている時は、無理してハードワークをしがちだ。 目標を達成するまでの我慢だと思っ…

同じ作品

同じ作品を2度以上鑑賞することがある。3度4度5度……と。漫画、小説、映画、ドラマ、詩、音楽、絵など。 絵や音楽は一般的に、2度以上の鑑賞に堪えうる。絵を部屋に飾って毎日見たり、いつも同じ音楽を聴いたりされる。 しかし、漫画や小説など物語があ…

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (19) 事実を書くときは時間をおく

<strong>その日から三十年余が過ぎた 別れたひとはもうこの世にいない 哀しみにくるまれていた歓びの思い出 束の間へと切り刻まれる永遠 『谷川俊太郎.com』「こぼれる」より これは、奥さんと別れた時のことが書かれた詩だと思われます。 30年以上前のことを、な</strong>…

「人生は音楽だ」といったとしても、キザだとは感じられない

心の起伏は、音符のようなものだと思う。 高音ばかり続いていては、キーキーいってうるさい。 低音ばかりだと、ボーボーいってて陰気臭い。 計算された、あるいはセンスの良い、メロディーになっている方がいいと思う。適度に起伏があって、リズミカルな部分…

目標は大きい方がいいのか?

目標は大きい方が良いという説がある。大きな成果が達成された時の、夢のような世界を思い浮かべると、モチベーションがあがる。 大きな目標を描けることは、その人の能力が高い証拠だと言うひともいる。 しかし、それは達成される可能性が低く、達成される…

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (17) 少ない語彙

慣用句や常套句を知らない子供が、少ない語彙を使ってなんとかして伝えようとする時に、かえってそのものズバリを言い当てるような、鋭くて新鮮な言葉が出てくることがあると思います。でもそれはもちろん偶然の産物で、確率的にはめったに起こるものではあ…

めんどうくさいことを避け続けたら、死に近づく

テレビドラマ『逃げるは恥じだが役に立つ』の最終回の、次のセリフが好きだ。何度見てもぐっとくる。 めんどうを避けて避けて 極限まで避け続けたら 歩くのも 食べるのもめんどうになって 息をするのも めんどうになって 限りなく 死に近づくんじゃないでし…

お笑いタレントさんは、スベルことを恐れている。

お笑いタレントさんは、スベルことを恐れている。 いくら名誉ある賞を取ってようが、地位があろうが、お客さんが笑ってくれなければ価値が無い。 笑いとは違うが、落語家も、音楽家も、ダンサーも、マジシャンも、大道芸人も……、目の前にいる人を魅了しなけ…

『パパはステキな男のおばさん』石井睦美(著)のレビュー

Amazonで、<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4776404494/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4776404494&linkCode=as2&tag=iroku-22&linkId=106dfac45fa63b09cb9bccc6115d1ae0"> 『パパはステキな男のおばさん』石井睦美(著)</a>

E=mc²級

高杉晋作さんが、「人の値段はせいぜい三〇円くらいだ」というようなことを言っていたらしい。(苦と楽を差し引きすれば浮き世の直わずか三銭) 長生きしようと、短命だろうと、プラスとマイナスを集計すると、けっきょくわずかにプラスで人生は終わるんじゃな…

幸せだと感じるのは今

幸せだと感じるのは今だ。 過去の幸せだった時のことを思い出すのも今だ。 過去は幸せだったが、今はそれより幸せではないと思い、不幸な気持ちになるのはNGだ。 過去の幸せだった時を思い出して、幸せな気持ちになるのはOKだ。過去のたくさんの幸せな時…

木陰

「木陰」と書くだけで、たくさんの情報が伝わる。 ・季節は春か夏で、強い日差しの晴天である。 ・涼しい風が吹いている。 ・影の強い濃淡。

ゴッホ、アルチュール・ランボー、宮沢賢治

死後に評価されて有名になった人が、3人思いつく。 ゴッホ、アルチュール・ランボー、宮沢賢治。 この人たちは、死後に誰かが発見してくれたからまだいいが、優れた作品を創ったにもかかわらず、けっきょく日の目を見なかった人は、たくさんいると思う。 イ…

『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ著について

『<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4151200517/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4151200517&linkCode=as2&tag=iroku-22&linkId=d1dc7b751c077e4f14069a6e86a6fedc">わたしを離さないで</a>

体と心と幸せについて

体と心の状態が良ければ、プラスのスパイラル状態で、幸せになれるんだと思う。 お金がたくさんあっても、体と心がダメだと、幸せな気分にはなれないだろう。 だらだらして、時間とお金を浪費してしまって、最悪な気分になるかもしれない。 でも、体と心が健…

小賢しい(こざかしい)について

『逃げるは恥だが役に立つ』というテレビドラマを見ました。 主人公の森山みくりという20代の女性は、現状を改善したり、問題を解決したりするアイデアを次々に思いつく、発想豊かな女性です。 しかし、派遣先の上司からは提案を受け入れられず、クビにな…

人生の3つの坂(上り坂、下り坂、魔坂)

人生には3つの坂があると言われています。 上り坂、下り坂、そして、魔坂(まさか)です。 たいていの坂は、オートマチックで、ギアが切り替わるので、悩んだり、対策をたてたり、覚悟をきめたりせずに乗り越えられます。 でも、きつい上り坂や、急な下り坂…

高階杞一『キリンの洗濯』について

高階杞一『キリンの洗濯』を読んでいる。 ユーモアがあって面白いけど、自分に対して残酷なので、悲しい後味も残る。 ホッチキスで頭を机にとめられたり、ゴキブリになってスリッパで叩かれたり。 いつの間にかそういう展開になっていて、「えっ? なんでこ…

五木寛之著『青春の門・筑豊篇』 ―――読者の肩代わりをして心の整理をつけてくれる主人公―――

『青春の門・筑豊篇』五木寛之著を読み始めた。 以前から気になっていたのだが、図書館で見かけて手に取った。 本屋にばかり行っていると、なかなか出会うことのない本だと思う。 筑豊炭鉱の荒々しい世界で育つ信介の成長物語になるのだと思う。 日常生活で…

幸福になってから、 その後で成長や成功をする方法

TEDというテレビの番組で、ショーン・エイカーという人が、「幸福と成功の意外な関係」という題でプレゼンしてました。 下記のことをするとポジティブな性格になって、幸福になって、成功すると言ってました。 ①ありがたく思うことを毎日新たに3つ書く。(…

クロマニヨン人だったらどうしていただろう?

僕らたちの体と本能は、狩猟採集時代の生活に適応しているらしい。 農耕時代や現代は、サピエンスの歴史からみると、つい最近のことなので、その急激な変化に僕たちの体と本能は、まだ適応できていと言うのだ。 何かうまくいかない事が起った時に、この不適…

死ぬときは

死ぬときは、「この世のあらゆる種類の感動を知り尽くした。あらゆる種類のロジック、エスプリ、あらゆる種類の物語、色と形と音の構成、美しさ、楽しさ、おもしろさ…、すべて味わいつくした!」と、思いながら死んでいきたいです。

腹をすかした建築家

腹がへって眠れなかった。 冷蔵庫の中には、ドトール・アイスコーヒー(無糖、1リットル)が4パックと、丸かじりしてイビツな半分になったカマベール・チーズのかたまりと、もう酸化してしまっているはずの飲みかけの白ワインと……、そんなものしか入ってな…