詩(暗示度:小)

心が苦しくなったら

心が苦しくなったら 歩け 走れ ぞくぞくする 圧倒的な場所に行って 歩け 走れ 一人っきりで

ある程度の勝算

何度でもレースに参加する。 ある程度の勝算をもって。 なんどでもなんどでも。 いくつになっても。

いつの間にか死んでいる

ボケて、考えれないようになって 泥酔して、ふわふわしながら 眠っているうちに 巨大な隕石が真上から落ちてきて 悲しむことなく 恐れることなく 苦しむことなく 不幸のどん底の時に 幸せ絶頂の時に もう少しで成功だという時に あと一歩で破滅だという時に …

悪魔と取引

われられ人類は、太古の昔に悪魔と取引したのだ。 何かを手に入れるために、永遠の命を差し出して。 その「何か」とは何かという問題は、 専門家の間で激しく議論されており、今なお係争中だ。

ニコニコしているように

何かの新しいグループに入って 4~5人で話しているとき ひと言もしゃべってないと プレッシャーを感じてくる 誰かが気を利かして 話をふってくれたときに うまくのっかれないと さらに追い込まれてしまう なるべく ニコニコしているようにする のってきて …

悲しい花

うつくしく咲く花は悲しいです。 やがてしぼんで、 茶色のかさかさになってしまいます。 そしてもう何も無くなってしまいます。 写真や映像ではダメです。 じっさいに在ることとはちがいます。 3Dや4Dや5Dでも……。 悲しさがますばかり。 瞬間冷凍して…

高等遊民もいいけれど

女の子とたちとそのお母さんはもう寝ている お酒を飲んでテレビを見よう 仕事にくたびれた日は これが楽しい 見飽きるまでザッピングして 録画されてるのもあさって 酔いがさめてきたら シャワーをあびる その前に太田胃散を規定量飲んで 歯も磨いておこう …

お高くとまった美禰子さん

美禰子さんは、お高くとまっていて可愛い。 かけひきを好み、どういう意図だか分らないことをして、彼をまどわす。 客観的、論理的に考えて、美禰子さんが彼のことを好きだということは、間違いない。…ように思われる。 しかし、美禰子さん自身が、論理的、…

記憶をかきあつめて自分が完成するまで

僕はコーヒー屋さんで、座ったまま居眠りをするのが得意だ。 起きた時の数秒間の寝ぼけまなこが好きだ。 その数秒間の軽い不安。 居眠りからさめて、記憶をかきあつめて自分が完成するまでの、数秒間が好きだ。 黒いパソコン。 閉じた本。 コーヒーの紙コッ…

夜の音楽堂

パソコンの 立ち上がるまでに イライラしたら、 目ををつむって 仮眠をとる すずむしの声が 聞こえていた 闇の下の 音楽ホール タキシードを着た 小さな奏者 ↓ はじめの とりあえず書き始めたところを 消してみよう ↓ 「夜の音楽堂」 タキシードを着た 小さ…

幸せの黄色いカプセル

幸せを感じるのは 脳が アドレナリンやドーパミンやセロトニンで 満たされてるかどうか 単純にそういうことなのだとしたら きっと 科学者たちは口どめされてるに違いない ドラッグストアかコンビニで 幸せの黄色いカプセル買って飲んで アドレナリンやドーパ…

子鹿とライオン

とある草原のステージで 百頭の子鹿たちが ダンスを踊る お姉さん子鹿たちのジャンプは すさまじい! 美しい武器のように 鋭く みなぎってる よちよち歩きの子鹿たちは 音に合わせて 動いているだけ 振付は一応 あるみたいだけど…… ライオンが登場した 先月…

好奇心と恐怖

好奇心と恐怖がかけひきしている。 後もどりできないところまで来てしまう。 目印をときどき見失って、たち止まることが多くなる。 さっきまで光かがやいていたのに、木々がおい繁って薄暗くなっている。 汗が冷たい。 これを冷や汗って言うのかな。

Mについて

僕は、パルコ7Fの バックヤードにいた 換気用の小窓が 1つ穿たれていて 制御された街のネオンが 暗闇と調和していた 左耳の裏に、刺激を感じ始めた 肉眼では見えない 限りなく細い針だった じっとしていた 赤と青の暗闇が 冷たく 漂っていた 3本目が差し…

球体

球体の中は ひんやりしていた 古代の生態系が 守られていた 呼吸を 最小限に押さえたのだが やはり 侵入してきた 肺が熱をもちはじめて 古代のウイルスに 侵されつつあった 『Booy Trap/1998.1』

光の柱

光の柱は そのためにあるのかもしれなかった ハドリアヌスがしたように 僕も 柱の中に 立ってみた そして ハドリアヌスがしたように 裸になった 黄ばんだヘインズと 破れた501は きれいにたたんで 祭壇にのせた すり切れたアジダスは 柱の外に 揃えた 目…

裁量と自由

芸術家のみなさん、あなたたちは、各自の裁量で、自由にテーマを選ぶことができます。表現手段も自由に選んでもらってけっこうです。 我が国では、(法に反しない限り)いっさいの制限を設けません。 さあ、思う存分に力を発揮し、我が国の文化発展に寄与して…

これからいっしょに (詩)

これからいっしょに どこかに行こうよ 準備なんかいいから 車に乗ってよ お昼なんてどこかで パンでも買って お茶なんか どこかで自販機探して はやくいいから 車に乗ってよ 海でもいいし 山でもいいし やっぱりぜったい 海がいいかな ケンカなんか後で 車で…

思考の滑空

物語や絵や音のイメージに反応する強さが増していくと あるところで、不意に思考が滑空しだす。 体から思考が切り離されて、戻らなくなってしまう。 戻らない時間が長ければ長いほど その物語や絵や音のイメージは優れていると感じる。

ふわっと、まるごと

今日はいろいろなことがあった。 思い出しながらぜんぶ書こうと思ったら1時間くらいかかってしまうだろうから止めておこう。 1時間くらい書いたということも、最後にかかなければならいし、物語になりそうなものは特にない。 でも、なんかいろいろあった。…

あてはまるものはありますか?

(1)寒い季節に日が差して、山の画質がくっきりしていると、しばらく見ている。 (2)みんな寝ている夜中や早朝に出かけたり帰って来たりした時、 星や星座がくっきりと空に広がっていたら 建物で見切れているところを見るために、少し移動する。 (3)…

人が居なくて、素晴らしい場所

人が居なくて、素晴らしい場所はたくさんある。 例えば、この川原の草野球場。 何時間いても、誰にも気を使わなくていい。 本を読むもよし。 ブロックのベンチにねころぶもよし。

石器 (詩)

子供と川にいって、石器を作った。ラスコー展を思い出しながら。割れやすい石を探すのがコツ。

危険なうたたね (詩)

授業中や会議中や 図書館やコーヒー屋さんで 座ったまま 寝るのが得意だ 猫背でうつむいて 軽く腕をくんだ形で ひじを机に 固定する 左足は垂直に立てられているが 右足はちょっと開いて 斜めに落ちてる いつのまに どのくらい寝たのか 分からないが 起きた…

一人っきりの時は

一人っきりの時は 誰だって、一人っきりだ 一人っきりの時が長いか 短いか 一人っきりの時は嫌いか 好きか 一人っきりの時に遊ぶか 勉強するか テレビを見るか 何もしないか 考えごとをするのか 音楽を聴きながら 考えごとをするのか 何も考えないか…… あの…

5分とか10分とかじゃなく (詩)

魅力的なものは、ずっと見ていたい。 5分とか10分とかじゃなく、 1時間とか2時間以上とか… 途中で何度か 過去の回想や、解決すべき問題や、新しいアイデア などが挿入されて、 しばらくたってから、また 目の前の世界に焦点が合う。 それを何度かくりか…

だいだい色の明かりの部屋 (詩)

だいだい色の明かりの部屋で 家具や物を見ている。 木炭のデッサンみたいに 影が深くて柔らかい。 久しぶりだ。 前はよく見ていた。 インド綿の向こうは、千夜一夜物語。 机の奥は、アリスのトンネル。 カーテンを引くと、いったんもめん。 扉を開けると、ビ…

水着と下着の違いをどうしても理解できなくて悩んでいます。 (詩)

私は地球に来てもうすぐ半年になる宇宙人です。 水着と下着の違いをどうしても理解できなくて悩んでいます。 いや、 水着はスポーツ品店にあって、下着は下着売り場にありますし 素材の違いも分かるようにはなったのですが… 水着だと大勢の人の前で、おへそ…

このクラスにはいじめっ子がいます。 (小説・詩)

「このクラスにはいじめっ子がいます。それからいじめられっ子もいます。」 マサトは言った。クラスの全員の目を見わたすような、選挙の演説者のような目をして。 「ぼくは転校をたくさんしたから、たくさんのクラスを見てきました。いじめがあるクラスもあ…

だいじょうぶ (詩)

点と点がつながって 線と線がまじわって ココロがだんだん できてきた 色も きれいにぬりましょう いろんな色が まざりあい にごってきも 平気だよ おいしいスープに なればいい ぐつぐつ煮れば だいじょうぶ おなかをこわす ことはない とちゅうですてるの …