2010~now(40代)

テレポーテーション(どこでもドア)

山の中で岩に座って水を飲もうとしていると、電話がなった。 少し込み入った仕事の話だったので、集中して話した。 その間、周りの景色は見えてなかった。 目や耳や鼻や皮膚からの情報は、脳に拒否されて、破棄されてしまったのだろうか? 電話が終わって、…

ダムにすみたい

ちきゅうで ひとりきりに なったとしたら ダムのうえに すみたいな おおきな ちからで まもられて ダムのうえで ねむりたい

ダムに住みたい

地球に一人 残されたときは ダムの上にある 機械室みたいなところを こじ開けて そこに住みたい 死ぬときは これは私の墓だと 思いながら 遺書は 残さないで ダムで死にたい

しゃんとする

曇り空で 風が強くて 寒い 誰もいない海岸 雨は 降っていない 曇り空で 風が強くて 寒い 誰もいないダム 雨は 降っていない 曇り空で 風が強くて 寒い 誰もいない滝 雨は 降っていない 少し 恐くて しゃんとする

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (18) 第一発見者だと主張

<strong>私は羊歯の葉に指先を触れたまま、ぎこちなくあせって下半身の衣服を脱いだ。裸の尻が落葉に接するや否や、羊歯と私を結ぶ感覚の流れは、めまいを感じさせるような速さにたかまった。もはや指先を触れているだけでは我慢できなかった。私は上半身の衣服をめ</strong>…

「ぞうさん」のまどさんは、コピーライターのような態度

『まど・みちお詩集(谷川俊太郎編)』の中に、「魚を食べる」というエッセイがある。20代後半に書かれたもので、童謡「ぞうさん」と同じ人とは思えない、知的な論文調の文章だった。こんなふうだ。 「また、同じく焚いた魚の中にも骨離れのいいのとそうで…

目標は大きい方がいいのか?

目標は大きい方が良いという説がある。大きな成果が達成された時の、夢のような世界を思い浮かべると、モチベーションがあがる。 大きな目標を描けることは、その人の能力が高い証拠だと言うひともいる。 しかし、それは達成される可能性が低く、達成される…

ぼくは一人きり

季節外れのレジャースポットで ぼくは一人きり 山で 川で 海で キャンプ場で ぼくは一人きり 夜中や早朝で ぼくは一人きり たくさん人がいるコーヒー屋さんでも ぼくは一人きり 歩く 走る 泳ぐ 読む ぼくは一人きり

テキストの世界

夕方、もう暗くなった自習室で 勉強していると テキストの世界に トリップしてしまうことがあった。 いっしょに来た友達のことも 自習室にいるということも 受験生だということも すべて忘れて すべての記憶が無くなって テキストの中で思考することが 世界…

青い風景

拡声器を持ってふり向いた 天使のヌードが 虹色の翼を大きく広げ オレンジ色の音色をとどろかせた 静かに透き通ったその音波は 水平線を越えて 隣の大陸まで届いたと 言い伝えられている

ひとこともしゃべらないで

森の中に 木はたくさんあるけれど みんな ひとこともしゃべらないで だまって 立っています さびしくないのでしょうか? 枝と枝がかさなって 大きな屋根をつくっているけれど みんなけんかもしないで だまって 立っています まるまる太ったの 枯れてやせっぽ…

おくのへや

ふたりの おんなのこが じいじと ばあばの おうちに とまった ひのことです めがさめると おうちには ふたりの おんなのこしか いませんでした じいじと ばあばは あさの おさんぽに でかけて いたのです でも ふたりは へいきでした じいじと ばあばの おう…

TKTRの書斎

ガレージに車をとめてトイレをすませる。靴をはき替えて、約5分歩くと露地(ろじ)に入る。木々に囲まれた門を通ると、町を俯瞰(ふかん)する眺望がひらける。その時の気分で選んだ椅子にこしかけて、コーヒーを一口飲んでから本をしばらく読む。面白いこ…

『まどさんへの質問』大橋政人(著)のレビュー

Amazonで、<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/4783735417/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4783735417&linkCode=as2&tag=iroku-22&linkId=fabc0e6d25ece4e1215298638f736010">『まどさんへの質問』大橋政人(著)</a>

ボクは作業ロボットさ

「ボクは 作業ロボットさ どんな 嫌ーな 作業でも クールな顔して 処理するよ 何の 役に たつかとか 効率 悪いんじゃ ないかとか なぁーんにも 考え ないんだよ 手順どおりに ながれるように ただ処理するだけ なぁーんだよ ギーガシャ ギーガシャ ウィーン …

このスマホ無料詩がすごい!⇒「ミドリガメと父親」一条(著)

<a href="http://bungoku.jp/monthly/?name=%88%ea%8f%f0#a07" rel="noopener" target="_blank">「ミドリガメと父親」一条(著)</a> 難解度:小 明るさ:やや明るい 「飼育していたミドリガメを排水溝に誤って流してしまったのは、父親が家を出た翌日だった。」という感じで始まる短い文章で、現実に起こりうる言えば言える内容だが、なぜかSFを読んでいるよ…

このスマホ無料詩がすごい!⇒「椅子」福山てるよ(著)

<a href="https://www.japan-poets-association.com/contribute/%E7%AC%AC%EF%BC%98%E6%9C%9F%EF%BC%882017%E5%B9%B41-3%E6%9C%88%EF%BC%89%E5%85%A5%E9%81%B8%E4%BD%9C%E7%99%BA%E8%A1%A8/" rel="noopener" target="_blank">「椅子」福山てるよ(著)</a> 難解度:中 明るさ:暗い 何かを暗示しているような、何も暗示していないような……。何か起こりそうな、けっきょく何も起こらないような……。平易な言葉で…

谷川俊太郎さんの詩から学ぶ 効果的な書き方 (17) 少ない語彙

慣用句や常套句を知らない子供が、少ない語彙を使ってなんとかして伝えようとする時に、かえってそのものズバリを言い当てるような、鋭くて新鮮な言葉が出てくることがあると思います。でもそれはもちろん偶然の産物で、確率的にはめったに起こるものではあ…

夜のマクドナルド

居酒屋で大人たちが楽しく過ごすように 高校生たちもマクドナルドでワイワイやる お酒は飲んでないけど みんなとてもハイテンションだ 高校生たちは とてもコスパがいい

『左右の安全』アーサー・ビナード(著)のレビュー

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100億円かせぐよりも幸せ

想像することが出来るとしたら 100億円かせぐよりも幸せ かも この6畳の部屋は 高層マンションの最上階だと 想像してみる カーテンを開けると はるか地平線のかなたまで 嘘みたいな夜景が広がっている この椅子は 世界的に有名なデザイナーの 世界に一つ…

このスマホ無料詩がすごい!⇒「JIVE MY REVOLVER」TOKYO No.1 SOUL SET(著)

<a href="https://www.uta-net.com/movie/90920/" rel="noopener" target="_blank">「JIVE MY REVOLVER」TOKYO No.1 SOUL SET(著)</a> 難解度:中 明るさ:暗い 刺さる言葉がたくさん出てくる。 「根本的な新しさはなく 大胆なバリエーションにすぎない」というところなど。 皮肉を言われるとムッとするものだが、鋭い批評性のある言葉で言われる…

このスマホ無料詩がすごい!⇒『雨になる朝』尾形亀之助(著)

<a href="https://www.aozora.gr.jp/cards/000874/files/3396_9729.html" rel="noopener" target="_blank">『雨になる朝』尾形亀之助(著)</a> 難解度:中(古い文章なのでちょっと読みにくい) 明るさ:やや暗い 大正時代の有名な詩人です。 一日じゅう暇そうにしていて、たまに詩を書くくらいしかやることが無いといった感じ。 どうでもいいような日常のことが書かれて…

このスマホ無料詩がすごい!⇒「武士のつかい」佐野権太(著)

<a href="https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=104161&from=osusume.php%3Fosuhid%3D6592" rel="noopener" target="_blank">「武士のつかい」佐野権太(著)</a> 難解度:小 明るさ:とても明るい こういう明るくて、ユーモアのある詩はあまり見つかりません。 こういう詩も、もっと読みたいです。

このスマホ無料詩がすごい!⇒「やまなし」宮沢賢治(著)

<a href="https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/46605_31178.html" rel="noopener" target="_blank">「やまなし」宮沢賢治(著)</a> 難解度…中 明るさ…やや暗い 一般的には童話に分類されますが、詩として読む方がぴったりくるように思います。 小さなカニの子供の視線で、川底の恐くて美しい光景をまのあたりに感じて、ゾクッとします。

このスマホ無料詩がすごい!⇒「ランドスケープ」DFW(著)

<a href="https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=320718&from=osusume.php%3Fosuhid%3D6592" rel="noopener" target="_blank">「ランドスケープ」DFW(著)</a> 難解度…中 明るさ…やや暗い とても知性と美的センスに富んだ詩だと思います。「このスマホ無料詩がすごい!」という題でブログを書こうと思った、きっかけになった詩です。

『電話ボックスに降る雨』北川朱美(著)のレビュー

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わやぁー

僕がベンチにすわると ふてぶてしい猫が わやぁー わやぁー と言いながら まっすぐに 僕に向かってきた エサが欲しいのかな ちょっと恐いな と思っていたら わやぁー わやぁー と言いながら 僕をひとにらみして 通りすぎて行った ふりかえりもせずに ふてぶ…

めんどうくさいことを避け続けたら、死に近づく

テレビドラマ『逃げるは恥じだが役に立つ』の最終回の、次のセリフが好きだ。何度見てもぐっとくる。 めんどうを避けて避けて 極限まで避け続けたら 歩くのも 食べるのもめんどうになって 息をするのも めんどうになって 限りなく 死に近づくんじゃないでし…

『オバマ・グーグル』山田亮太(著)のレビュー

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